S22 最終21位  展開サフゴブリカイリュー



こんにちはグンサです〜  S22もお疲れ様でした!

 

 

 

↓使用構築です。 よかったらレンタル使ってみてください

 



 

結果

TN 獅子の心臓 最高最終2155 最終21位

TNリリエル爆破 最高2154 最終208x

リゼロとにごりりから採りました、秋アニメ楽しみ!

 

 

構築経緯

レギュHで最強の2体といえるカイリューサフゴの中でもメジャーな「龍舞スケショカイリュー+スカーフサフゴ」の並びをシーズン序中盤に擦っていて、相手の龍舞カイリューをサフゴのトリック+カイリューで見ようとしていたが、相手の龍舞飛行テラバカイリューに完敗し、これが上記の2体を貫通できる性能があることに気がついたので、軸として採用した。

飛行テラバはスケショとは違って命中安定であること、フェアリーテラスに空かされないため安定して打てる点が強みである。

 

しかし、こちらの飛行カイリューが龍舞を積めたとしても相手の裏からきたスケショカイリューマルスケが残っていると、飛行テラバ/スケショ(S逆転)→上からスケショで負けてしまう。これを解決するためには ⑴自分のカイリューのSを上げてスケショを打たれた後も上から動けるようにする⑵ステロを撒いておく の2つが挙げられるが、Sに努力値を割く余裕がない点とSに振ったところで結局同速になってしまうため、ステロを撒くことに決めた。

ここでカイリューを3体目に選出するとしたとき、1体目と2体目に必要な要素としては

1 前述した通り、ステロを撒ける

2 相手のカイリューに先に展開されては勝てないので、カイリューを流せる

3 カイリュー以外の有象無象にも起点にされない

4 簡単に数的不利を取らない

などが挙げられる。

ここで1と2と3の条件を同時に満たせるHBベースのドラテ持久力ブリジュラスを採用することにした。

 

しかし初手に持久力ブリを出してもガチグマやサフゴ、オオニューラなどを合わされるとブリが十分に仕事ができないため、ブリも裏から展開したい。

初手に出すポケモンに欲しい要素を考えると、

1 HB持久ブリとカイリューでは相手の物理受けが重めなため、特殊アタッカーであること

2 ブリジュラスが不利をとる格闘軍団(特にオオニューラ)に対面有利

3 裏のブリジュラスと合わせて簡単に数的不利を取らなくなるポケモン

が挙げられ、1と2をスカーフサフゴが満たしているため、採用した。単にスカーフサフゴ+持久ブリだと地面技の通りが良すぎるが、ブリに風船を持たせることでカイリューへの受け出し性能を上げつつ、サフゴが出し負けてしまうガブやセグへの引先になることができる。風船ブリ+スカーフサフゴで簡単には数的不利を取らないようにできる。

 

上記の3体を基本選出とした。基本選出の見た目のパワーが高くて個人的に好み。

 

残りの3枠でサフゴ-ブリが選出しづらい時に選出できる汎用性があるポケモンを採用することが必要で、ママン軸への選出枠も考えていきたい。

 

ママン軸へのメタポケモンは選出画面の段階で「メタポケモン!」という顔をしておらず、受けループにもある程度頑張れるポケモンが好ましい。

すると身代わり瞑想ガチグマが降ってきたので採用した。

 

身代わり瞑想ガチグマはグライが場にいる状態からだと機能しないのでグライを流せるポケモンが必要である。

ここでグライを流せ、上記の「サフゴ-ブリが選出しづらい時(=ガモスやサザン、エルレ、炎ケンタなどが入っている時)に選出できる汎用性のあるポケモン」を考えると、ちょうどガモス、サザン、エルレ、炎ケンタにアシレが強く出れることに気がついたのでアシレーヌを採用した。

 

最後に、終盤爆増していたアロキュウをメタれるポケモンとして瓦割りドドゲザンを採用した。瓦割り界隈の中でもアロキュウに何回も受け出せる点、一致アイヘでアロキュウを簡単に削れる点、壁を破壊した後の裏にいがちなサフゴ、セグ、パトラと打ち合える点を評価した。

これで構築が完成した。

 

コンセプト:飛行テラカイリューで全員倒す

 

個体紹介

 

ガチグマ(赫月) @ たべのこし
テラスタイプ: ひこう
特性: しんがん
性格: ひかえめ
220(252)-81-150(76)-173(20)-86(4)-92(156)
ハイパーボイス / めいそう / ちょうはつ / みがわり

 

諸説枠。

ママン軸と受けルに選出した。

グライとついででドオーに強く出れる飛行テラスで採用したが、ママンの取り巻きの高火力ドラゴン軍団意識でフェアテラも候補。

身代わりがママンの抜群クイタン、グライの地震、グライの地獄突き×2回で割れないHB、ハピの上から挑発を打つためハピ意識のS、あまりC。

受けルのハピに上から動かれる度にSを上げた結果ここまで速くなった。

 

受けルに基本勝てますみたいな顔をしてる癖にハピナスと瞑想ケア挑発と毒針投げつけるケア身代わりの択になるし、ガッツリTODになるポケモンなのに月光を入れられなかったのは意味わからないし、身代わり貼れたところでマスカーニャの抜群トリアクが痛すぎるし、そもそも役割対象のママンには後述の飛行テラバカイリューが頑張れるしで圧倒的な諸説枠。最終日の深夜からはママン軸と当たってもカイリューを投げていたことの方が多かった。

ただこのポケモンのおかげで受けとの試合を何戦か拾えたので最低限満足している。

 

エルフーンが選出されるとガチグマを通せないが、構築に鋼が3体いるためか再戦以外ではエルフは投げられなかった。選出の噛み合いではあるものの崩し要員を使用率が高いポケモンにした恩恵ではあるのかもしれない。

 

 

カイリュー @ ラムのみ
テラスタイプ: ひこう
特性: マルチスケイル
性格: いじっぱり
181(116)-198(204)-115-108-120-124(188)
テラバースト / じしん / りゅうのまい / はねやすめ

 

ステロと組み合わせることで最強になれるポケモン

調整はシグマさんの9月の中旬の飛行テラカイリューの動画の調整をベースにSラインを1だけ上げた。

その動画の影響なのかはわからないが飛行テラバ+地震を全くケアされずにeasy winをとれた試合もいくつもあった。

地震を見せないでおけば相手が勝手にアンコをケアしてくれたりサフゴやブリが突っ込んできたりしてくれるので、基本的にテラバで倒せるならテラバを打ち得。

 

アンコールも非常に偉い技ではあるものの、地震がないと硬いサフゴと持久ブリを突破するのが難しくなってしまうため技構成はこの4つで完結しているといえるだろう。

持ち物はラム、ブーツあたりから選択となるが、ラムを持たせることで裏から欠伸ガチグマがきても負けないようになったり、カバルドンや鬼火ガモスに簡単に勝てたりできたのでラムが強かった。

 

理想を言えば+1で最速マスカまで抜きたかったし、龍舞2回で+1ガブも抜きたかったが耐久もAもカツカツなため諦めた。最速鉢巻マスカが全然いなかったのは本当に助かった。

飛行テラスカイリューミラーでは上をとれることが多かった。

サーフゴー @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: ノーマル
特性: おうごんのからだ
性格: おくびょう
163(4)-58-115-185(252)-111-149(252)
ゴールドラッシュ / シャドーボール / わるだくみ / トリック

 

初手置きポケモン

最速ドラパや龍舞カイリューの上を取りたいことを考えると最速一択で、火力も欲しかったためCSぶっぱ。臆病サフゴのシャドボ耐えくらいまで耐久に振りたい気持ちはあったがそんな余裕はなかった。

 

ガチグマ対面トリックから入ることで相手のチョッキか襷を奪い、サフゴが生存しながら相手の技を縛れるのは偉い。

初手にブリジュラスと対面した時、シャドボから入ってしまうと相手がチョッキガチグマに引いた時試合が終わってしまいかねないのでトリックから入っていた。というか大体の対面でトリックから入っていた。

 

サフゴと風船ブリ、風船が割れたブリジュラスとカイリューで技が一貫しにくいためトリックが非常に強力だった。

トリックを打った後に瞑想があるガチグマで詰まないように悪巧みを入れたが、サフゴブリが重いガモスへの打点となるパワージェムや自己再生も候補。

 

基本テラスはカイリューに切るが、時々ミミッキュ対面やサフゴ対面でノマテラが活きた。ただカイリューを出さなかった時にサフゴで飛行テラトリックを打って相手のカイリューを倒すルートがとれる飛行テラスも魅力的だった。飛行テラの方が強い気もしてます。

 

 

アシレーヌ @ オボンのみ
テラスタイプ: くさ
特性: げきりゅう
性格: れいせい
187(252)-94-125(244)-160-138(12)-62 *S8
ムーンフォース / うたかたのアリア / クイックターン / ほろびのうた

 

補完枠。

構築経緯で説明した通り、重めだったガモスサザンエルレ炎ケンタに有利をとれ、グライを流せる唯一無二の性能から採用。バトン軸やパトラ展開を倒せる滅びの歌を採用し、アシレを選出した時に物理ポケモンと殴り合う展開が多かったのでHBベース。

 

ママン軸に選出するため最遅ママン抜かれ。1回目のサイクルではママンが基本クイタンを押してくれるため裏にアリアを入れ、(最悪ミラコを押されてもアリアを打っていれば大ダメージは入らない)2サイクル目ではママンの下からクイタンを打つことが全対応になっていて強かった。ボックスにたまたまいたS個体値8のメタモンありがとう。

岩テラス以外のガモスならラム飛行テラバカイリューで勝て、岩テラスのガモスならアシレで勝てる関係は綺麗。

 

前述した通りサフゴ-ブリと投げにくい時に選出するため、アシレを初手に置くことも度々あったが、この時相手の初手がブリジュラスだった時エレビをケアできないのが非常に微妙だった。やっぱりできればサフゴを初手に投げたい。結局選出択を回避できていない。

基本アシレにテラスを切ることはないが地面と電気半減が偉いため草テラス。

ドブバトン、リククラゲなどたまーにいるポケモンにeasy winできる草テラスは偉い!

 

 

 

ブリジュラス @ ふうせん
テラスタイプ: ひこう
特性: じきゅうりょく
性格: ずぶとい
197(252)-112-182(124)-145-102(132)-105
ボディプレス / ドラゴンテール / 10まんボルト / ステルスロック

 

個人的MVP。

ステロ撒き+カイリューを流せる性能+起点回避性能+マスカセグに受け出せるのは唯一無二と言っていい。

Dに全く努力値を振らないとあまりにもペラすぎたので目安として臆病サフゴのシャドボを2耐えする程度にDを振り、あまりHB。ミラーでドラテを上から押せると強いが、環境のドラテブリのSラインを高めに感じていたため、Sに割きすぎてHBに振れないのは本末転倒なので諦めてS無振り。

 

採用理由からステロとドラテが確定で、ガチグマを始めとした様々なポケモンへの打点となるボディプも採用したい。最後の一枠はミラコやラスカ、イカサマなどの選択肢もあったが、ミミッキュへの打点が欲しかった点と、飛行テラバカイリュー視点きついヘイラッシャとアマガへの打点となる10万ボルトを採用した。

 

持久力ブリを使う上でラス1の飛行テラスカイリューに起点にされないイカサマと10万ボルトは非常に優秀だと考えている。

テラスはフェアリーと飛行が抜けて強いと感じているが、基本カイリューにテラスを切るためブリにテラスを切るのは1ターンがどうしても欲しい時だと考え、地面技を透かせる飛行テラスで採用。

 

ドドゲザン @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: フェアリー
特性: そうだいしょう
性格: いじっぱり
207(252)-205(252)-140-72-105-71(4)
ドゲザン / アイアンヘッド / かわらわり / ふいうち

 

顔がかっこいい。

カイリューにアンコがないため、アロキュウが重すぎたことから採用。この枠を終盤ずっと考え続けていたがなかなかしっくりくるポケモンが見つからず、納得いかないままドドゲザンを使い続けた。アロキュウにも弱くない竜舞羽アンコカイリュー偉すぎると再確認。

メンハを持たせて壁下アイへ+瓦でキュウコンを倒そうとしていた時期もあったがあまりにも汎用性が低かったためチョッキ。

もちろんアロキュウ入りに選出するが、アロキュウを選出してもらえなかった時に十分にドドゲが活躍できず負けてしまうことが多かった。チョッキにしてもそこまで汎用性は高くならなかった。それもこれも全てガチグマが悪いです。

 

選出した試合でそこまで活躍した記憶はないが、ママン軸のエルフの選出牽制には貢献していたはずだし、相手が初手にサフゴを滅多に投げてこなかったのはドゲザのおかげなのかもしれない。初手のサフゴミラーは好ましくないのでそれだけでも助かった。

 

 

 

 

選出

・基本選出(ママン軸と受け、キュウコン入り以外)

初手サフゴ、裏ブリカイリュー

・サブ選出(サフゴブリが通しづらそうな時)

初手アシレ、裏ブリカイリュー

時々初手にブリを置いて裏サフゴカイリューorアシレカイリューとしていたこともあった。

・VSママン軸

アシレ+ブリ+カイリューorガチグマ

アシレかブリを初手に投げていたことが多かった印象。

サフゴを出してもママンに止められてしまうためオオニューラが普通に重い。ブリがインファを一回は耐えるのでドラテで流してから後々カイリューで龍舞を積んで倒すのが理想。やっぱりガチグマよりカイリューを投げたいことが多そう。何しに来たんだよガチグマ.......

・VSアロキュウ

カイリューが止められてしまう+吹雪が痛すぎるためカイリューを投げられない。

アシレサフゴブリから2体+ドドゲ

個体紹介のところでも軽く述べたが、この選出をしたときにサフゴが飛行テラスだと飛行テラストリック+ドゲザでカイリューに抗えるようになる。

 

きついポケモン、負けパターン

・チョッキ地面セグレイブ+ガチグマ

カイリューに礫を入れられたくないため、セグレイブは早急に倒しておきたい。

そこで初手サフゴセグ対面ができた後、風船ブリ引き/地面テラ地震→氷柱(風船割れる)/ボディプ→地面テラ地震/ボディプ(セグが赤ゲージくらいになる)→地面テラ地震(ブリが死ぬ)→(カイリューから入っても氷柱が痛すぎるだけなので)サフゴから入る→ゴルラで拘ってしまうと全ポケモンに起点にされるためシャドボを打つがガチグマが来ると負け。

飛行テラカイリューは裏のテラス択を大体無視して等倍高火力で殴れるが、反面初手テラスで暴れられると展開不利になるのは当然なのかもしれない。

セグの氷技がつららばりだったらブリで勝てるが全セグレイブが落としだった。データベースには落とし13%って書いてあるけどそんなわけねーだろ。

・初手ステロドラテガブ

ガブサフゴ対面ではブリに引くことにしていたが、ガブがドラテを持っているとこちらのブリの上からドラテを打たれて大変なことになる。これをケアするならサフゴを切りつつトリックを打つしかないが、初手のガブは鉢巻が多かったためあまりこの動きをしたくはなかった。それでもトリックを押さなきゃだったのかもしれない。

・アロキュウ入りでアロキュウが出てこなかった時のガチグマ

アシレがチョッキを持っていないしドゲザを選出してしまっているためガチグマが大変重い。アロキュウ入りへの選出は再考の余地しかない。

・Dにも割かれた鉄壁アマガ

最悪鉄壁がなければアマガもカイリューで押せるが鉄壁があるとカイリューでは無理。Dに割かれていてブリの10万も微妙なダメージしか入らなかった場合厳しい。

・イエアルマ

アルマが重い、というか鋼タイプが3体構築にいることもあって炎タイプが重め。

・トリックに合わせてサフゴに引かれる

「トリック一点読み!」はあまりされることはないにしても初手の対面がサフゴとガチグマで、ガチグマが一旦サフゴに引いてきても文句は言えない。

最終日の7時台に再戦でブリサフゴ対面サフゴに引かれたのは流石にビビった。

・エースバーン

裏から来る分にはカイリューで倒せるから問題ないが、初手にこられるとシンプルきつい。3回はアシレがダストシュートで飛ばされたけど流石に学んだ。倒し方は初手にブリをエスバに合わせる→即サフゴバックで膝を打たせる→サフゴで殴る くらいしかないと思う。

 

 

基本選出の3体は強かったけど取り巻きが微妙だった。

 

感想

まずは20番台本当に嬉しいです!!! 2150はインフレしてたS3ぶりだし、運ゲーじゃない構築で乗れて満足。

今回で30番以内を取れたから次はもっと上を目指せる気持ちになれた〜

3時に2ROM10位台で最終日の明け方にこの順位で戦えたことは本当にいい経験になった気がします。最終日の対戦がやっぱり一番楽しい。

 

 

special thanks

・強いポケモン教えてくれたり構築相談に乗ってくれたりする鯖の皆さん

・飛行テラスカイリューの調整を参考にさせていただいたシグマさん

・対戦してくださった皆様

 

 

何か質問等あればX(旧twitter)のDM @gunsa_pokeまでお願いします